【先日、ウチの娘が】~世界の偉人編~ by neo
このブログは、私の愛娘(長女:9歳、次女:6歳)についての他愛のない日常を不定期に綴る、仕事や技術的な話とは全く無縁の完全に自己満足な日記です。知り合いから子供の成長とか運動会とかのビデオ動画を延々と見せられてイラっとした記憶があるといった方は、閲覧をご遠慮されることをオススメします。
先日、ウチの娘(長女)が
「パパのそんけいする人って、だれ?」
と質問してきました。
帰宅したばかりであった私は、カバンを下ろしながら「ここは親として一つ、素晴らしい回答をしなければなるまい!」などと無駄に気合を入れ、答えました。
「そりゃあもちろん・・・パパは誰よりも」
「ウチはナイチンゲール!すごいんだよ!!」
おっと、どうやらタメを作り過ぎたようです。
(ちなみに長女は自分のことを「ウチ」と言います。参考まで)
「ナイチンゲールはせんそうで、たくさんの人を助けたんだって!」
「へーそうなんだ、とても凄い人なんだね。ちなみにパパの尊敬す」
「それでね!たくさん世界のエライ人の本を読んでるんだけど」
・・・ああ、パパの尊敬する人は結局、どっちでも良かったんだね、うん。別にいいよ。
「さっきょくかってすごいね!音楽をつくるなんてウチにはムリだよー」
「なるほど、確かに作曲家も凄いな。パパは替え歌くらいしか思いつかないよ」
「パパのかえ歌、けっこう好きだよー」
「おー、それは嬉しいな。ところで、他にはどんな偉い人の本を読んだの?」
「モッツァールト!」
<世界の偉人?>
『ヴォルフガング・アマデウス・モッツァールト』
・昔のヨーロッパのいじんの人
・「トルコこうしんきょく」とか「ふぃがろのけっこんしき」とか、たくさんの曲を作った
・とてもびんぼうだった
※参考:娘(長女)
<似たような人?(参考)>
『ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト』
・18世紀ヨーロッパの偉人。
・「トルコ行進曲」「フィガロの結婚」など、数々の名曲を作曲
・浪費癖が激しく、晩年は貧しかったと言われている(諸説あり)
※参考:Wikipedia
「・・・えーと、それはモーツァルトだよね?」
「違うよ!モッツァールトだよ!そう書いてあったもん!」
「・・・モッツァーレラ?」
「モッツァールト!しつこい!!」
「そ、そうか。ゴメン」
娘(長女)の向こう側で声を殺して笑う嫁の姿に若干イラっとしましたが、独特な弾力を持つ例のチーズではなかったので、ここは百歩譲って良しとしましょう。
そして、娘(長女)は言いました。
「あとねー!シュベールトも読んだよ!」
<世界の偉人?>
『フランツ・シュベールト』
・モッツァールトと同じで昔のヨーロッパでかつやくしたいじんの人
・「まおー」っていう、なんかすごい歌がある(先生が言ってた)
・びょうきで死んじゃった
※参考:娘(長女)
<似たような人?(参考)>
『フランツ・シューベルト』
・19世紀ヨーロッパの偉人。
・「魔王」「軍隊行進曲」など、数々の名曲を作曲
・彼の死因は病死とされているが、様々な説がある
※参考:Wikipedia
「・・・待て、ちょっと待て。それはさすがにシューベルトだろ?わざとか?」
「シュベールトだよ!そんな変な名前じゃないもん!」
「いや、だから、伸ばすところがだな」
「もう!知らないならちゃんとさいごまで話を聞いて!」
「!!お、おう、ゴメンナサイ・・・」
なんかものすごく怒られました。
嫁に至っては、もはや声を出して笑っています。アンチクショウめ!
その後、ひとしきりモッツァールトとシュベールトの凄いところを語った娘(長女)に、「おもしろいけど、間違って覚えるのは良くないからねー」と、嫁が誤りを指摘してあげました。
× モッツァールト → 〇 モーツァルト
× シュベールト → 〇 シューベルト
「そっかー・・・」と、ちょっとシュンとしてしまった娘(長女)。
「ママの指摘はちゃんと聞くのか・・・」と、ちょっとシュンとしてしまった私。「っていうか、フツーそこ間違える?アハハ!」と、ちょっと空気を読まない嫁。
「ぎゃははははー!!」と、ちょっとよく分からんけどとりあえず笑っている娘(次女)。
そんなこんなで夕食の準備が整い、席に着いてふと思いついたことがあったので聞いてみました。
ちょっとした悪だくみです。
「ちなみにさ・・・理科みたいなので凄い優秀で、ノーベル賞を2回獲った女の人って知ってる?」
「あ!知ってる!それも読んだー!」
おお、これはキレイに三段オチでまとまるぞ!
ちょうど目の前に「緑色したぬか漬け」あるし!
さあ来い!!
「キュリー夫人でしょ!」
「・・・ああ、うん。そうだね。たくさん本を読んでエライぞー。・・・いただきます」
いかにも間違いそうな名前はしっかり覚えるのか・・・何かこう、釈然とはしなかったものの、読書好きに育ってくれて本当に良かったと心より思った一日でありました。
<世界の偉人>
『マリ・キュリー』
・19世紀半ばから20世紀初頭にかけて活躍した、ヨーロッパの偉人。
・女性初のノーベル賞受賞者であり、生涯において物理学賞と化学賞の二つを受賞した
・キュウリ夫人ではない
※参考:Wikipedia